キャンプ場

森町・グリーンピア大沼/屋外遊具施設、プール、キャンプ場まであるファミリーにぴったりな温泉ホテル

夏と言えばプールですよね。ところが、函館市内には遊べるプールが全然ないのです。そんななか,道南で唯一遊べるプールがあるのが森町にあるグリーンピア大沼なんです!これまで何度か子どもをプールに連れて行ったことはあったのですが、今回はどうみん割を活用しして、温泉も楽しみつつ1泊2食で泊まってきました!

実は全然期待していなかったのですが。。。結果的に期待を裏切り大満足の評価!サウナも素晴らしかったのでレビューします!

概要

グリーンピア大沼」は、道南の森町にあるリゾート型ホテル。キャパは客室100室弱の中規模ホテルなんですが、圧巻は附属施設の数。ホテル内には、温泉・プール・ボーリング場などが併設されているほか,グリーンピア大沼スキー場が隣接しており、夏場はスキー場の麓がアスレチックやカートなどが楽しめる屋外遊具施設が充実しています。また、最近はキャンプ場もオープンし、大小3つのサイトとコテージやバンガローまである状況。全て含めると敷地面積がなんと439万㎡となる広大な敷地を保有しているのです。

森町といっても、大分七飯町寄りであり、大沼インターチェンジの奥にあり、函館からも道内からもアクセスしやすい位置にあります。

今回はあいにくの曇り模様(ときどき雨)だったので見えませんでしたが、晴天時はお部屋の窓から真っ正面に雄峰駒ヶ岳を望むことができます。

逆の西方向には山間が広がる景色。サッカーグラウンドが見えますね。奥にはキャンプサイトもあります。

もともとは、年金福祉事業団が全国的に設置した公的保養施設である大規模年金保養基地。その通称が”グリーンピア”だったのですが、赤字体質だったことや年金本体の問題などもあり、2005年度に全国13箇所のグリーンピア施設が廃止され,地元の地方自治体などへの譲渡が進められたようです。割と最近である2016年度までは森町が公設民営方式で運営していたのですが,現運営会社に譲渡し民営化することになったようです。

施設は確かに古いですが、バブリーな建設当時の色が出ており、豪華なエントランスやロビー、広めの客室、プール施設などは現在も現役で、特に温泉やレストランなどは地元の方々でいつも賑わっています。

価格もリーズナブルで、お部屋も広く、遊ぶところもいっぱいなので、ファミリーにはぴったりのホテルです。今回はどうみん割も使えたのでさらにお安く利用できましたし、どうみん割クーポンが屋外遊戯施設で使えたのがとても良かったです。

公式HPはこちら

お部屋・その他施設

当日は外の屋外施設で色々遊んでから、15時頃にチェックインしました。

ホテル棟は8階建てで今回は最上階の和室に泊まることに。土曜日でしたが、エレベーターなど混雑することも無く快適に過ごせました。

4人1部屋で泊まりましたが、10畳以上はある広めの和室。窓からは駒ヶ岳が見えるナイスビューでした。

ちなみにチャックイン時に、ホテル側で布団を敷くか自分達でやるかを選択でき、500円割引となる後者を選択。4人で合計2,000円引きだから大きいですよね。

お部屋自体も、冷蔵庫などの設備品も古さは感じましたが、清掃も行き届いており、全然気にならなかったです。

珍しくダイソンの空気清浄機兼温冷送風機が設置されていました。

トイレ別のお風呂もありましたが、大浴場があるので利用しませんでしたが、なんかあったときに安心ですね。

順序が逆になりますが、チェックイン前と、次の日のチェックイン後に利用したのが、自慢の屋外遊戯施設

ファミリー4人で乗れるカートや時間指定のアスレチック遊び放題などなど、思いっきり遊ぶことができました。

なかでも最もはまったのが電動キックボード。存在は知っていたのですが本物は初めて。娘とともに2回も乗ってしまいました。

乗りやすく、結構スピードも出てとても実用的。結果、ものすごく電動キックボードが欲しくなってしまいました!最近、法改正があり2年以内に公道での走行要件が緩和されるとのこと。簡単に乗れるようになったら買ってしまうかもしれない笑

そのほか、今回利用したのは温水プール。道南唯一のウォータースライダーもあるので、もちろん子どもたちは大喜び。

公式HPから参照

また、この繁忙期限定でやっているのが、夜7時からの「ナイトプール」。ライトアップやミュージックが流れ、さらに無料で使える大型の数種類の浮き輪がとても楽しかったです。ただし1日に2回もプールに付き合って大人達はヘトヘトでした汗

このほか、カラオケ、ボーリング、卓球、ゲーセンなど今回遊びきれなかった屋内施設もあって1日じゃ足りない感じです。2泊でも飽きないんじゃないでしょうか。

お風呂

お風呂はホテル棟に隣接する「温泉保養館 ほっとぴあ」にプールやボウリング場とともに1階にあります。基本、男女で交換しないタイプ。朝は午前の部は5:30~9:00まで、メインの部は11:00~24:00の時間帯となっています。

日帰りの場合は、500円。こういった温泉ホテルとしては破格ですね。地元の方のいこいの場としての一面もあるようです。脱衣場は、ロッカーでは無くカゴがメインで、貴重品ロッカーがある程度。明るくて広くて使いやすいです。温泉への入り口の近くにはキンキンに冷えた冷水機あり。もちろん備え付けのドライヤーは無料です。

肝心のお風呂ついては、函館市内と異なり、ナトリウムー炭酸水素塩泉でぬるっとしたアルカリ性の泉質でお肌によさそうな感じ。色は無色透明でにおいもなく一見すると温泉ぽくないです。

公式HPから参照

浴室自体は、そこまで大きくはないですが,正方形で天井が広く、窓も大きくて明るく開放的な印象。浴槽は大浴槽のほか、ジャグジー、寝湯、打たせ湯とそれぞれ小さめですが種類が豊富。洗い場は20席弱で少なめですが、ひとつひとつは広めでした。

露天風呂は1つ。源泉掛け流しなので少し熱めですが、中庭もキレイで気持ちの良い空間です。浴槽まわりのタイルスペースが広く、あふれるお湯が流れてくるのでそのまま寝そべったり座ったりしてもあたたかくて気持ちよかったです。

サウナ・水風呂

実はサウナも水風呂も密かにかなり高レベル。

公式HPより

サ室は浴場に入ってすぐ右手に。すぐ目の前には水風呂、右側には汗を流せるシャワーが2基と導線的に素晴らしいレイアウトです。サ室自体は割と最近キレイにしたのかな?この写真よりずっとキレイで、新しい木の匂いがしているくらい。2段で8人くらいが限界かなというくらいこじんまりしているのですが、浴場との窓が大きく、非常に明るいので開放的でせまさが気になりません。L字の配置なのですが、その付け根にストーブがあるので、熱源も近く、90度近くの室温でかなり効率的に蒸されます。TVはなし、12分計はあり。マットは入口前に複数枚準備されていました。

サウナは午前の朝の部はやっていないので注意。夜も22:00までとお風呂の終了時間よりは早めに終わります。

水風呂は2人が限界でかなり小さめ。多くの温泉では水風呂は壁際にありますが、ここグリーンピア大沼では浴室の真ん中という珍しい位置。とはいえ、真夏でも10度台前半でキンキンに冷えていて最高!逆に寒い時期はどうなるかわかりませんが、夏でもキンキンに冷えた水風呂はとても貴重。ストロングポイントのひとつと言っても良いですね。

ととのい椅子は内風呂に2脚のみ。洗い場と浴場の間にある壁際に配置されていて、落ち着くところにぽつんとあります。運良くととのい難民になることはなかってですが、欲を言うともう少し数が欲しいのと、外気浴ができる露天風呂に欲しいですね。強く要望!

夕食後に先ほど説明したナイトプールの予定もあったので、今回は少ないサウナチャンスで夕飯前に3セットと、駆け足で整わせてもらいました。今度またじっくり味わいたいです。

食事

ホテルでの食事は夕食・朝食ともホテル棟2階のレストランである「レストラン はまなす」でビュッフェ方式でいただきました。

言葉が悪いですが、当初食事に関しては全く期待していませんでした。美味しい想像ができなかったというか汗 なかなかネットの評判も見つけられなかったですし。実は今回の宿泊で一番びっくりしたのがこの食事だったのです。地元の食材がふんだんに使われており、種類も多く、何よりかなり豪華!味もどれも美味しかったのです。

覚えてる限りでは、特に「キンキの唐揚げ」や「蒸しあわび」など一般的と高級食材と言われているものもさりげなくあったりして。。。かなり好印象でした!

朝食も、いくらのかけ放題や海鮮丼など、流行のツボは押さえられており、カレーなどそのほかのメニューも豊富でした。どちらかというと和食が強いイメージでした。

夕食・朝食ともデザートが少し弱いかなというところと、ジュースなどの飲み物がもう少し充実すれば、道南でもかなり上位に食い込めるのではと思いました。

仕方のないことかもしれませんが、レストラン自体作りが古く、せまくてこじんまりしているので、どうしてもファーストインプレッションが弱いのですが、出しているお料理は素晴らしいので、部分的にリニューアルして雰囲気を変えることができれば大化けすること間違いなし。でも逆にこの雰囲気が落ち着いていて良いのかも知れませんね。

まとめ

アクティビティも楽しく、温泉はもちろん、お部屋も広く、そしてご飯も美味しくて。。。これまで、プールばかりの利用で泊まりに来なかったのを後悔したくらい、とっても良かったです。

さりげないかもしれませんが、ホテルの従業員の方々がすごく親切であたたかいサービスだったので楽しく有意義に過ごせました。民営化しても生き残る訳ですね。

かなりの穴場だと思うので、観光の方だけでなく、函館在住など地元の方もぜひ泊まってみてはいかがでしょうか。

それではっ!