函館

湯の川温泉・湯の浜ホテル/ゆっくりゆったり過ごせるリーズナブルな地元の温泉ホテル

ひさしぶりに温泉ホテルに行ってきました。どうみん割が一旦終わるタイミング(7月中旬まで)というところで行ってきました。まさか、感染状況が悪くなり結果的にどうみん割も伸びるとは思っていませんでしたが汗

今回は急遽決めたということもあり、市内のホテルにしようと探したところ、まだ行ったことのない老舗温泉ホテル「湯の浜ホテル」に決めました。

もともとリーズナブルな料金設定の湯の浜ホテルですが、どうみん割の最大5,000円の割引と1人2,000円配付されるクーポンで、5人で実質10,000円程度で泊まることができました。もちろん1泊2食でw

しかも小規模ですがサウナもあって満足でした。

概要

今回の「湯の浜ホテル」は、湯川地区にある客室114室の中規模温泉ホテル。しかもこのホテルの規模だと、だいたい外資系か大手チェーンが大半ですが、古くからこの地にある地元の老舗ホテルなんです。なんと創業は1928年なので、100年近く昔から温泉ホテルとして営業しているのです。

位置的には、漁り火通り沿いにあり、なぎさ亭と同じ並び。

建物の反対側はすぐさま海が広がる好立地。客室や露天風呂からはさえぎるもののないオーシャンビューが望めます。

最初は5室からだったホテルも、順次拡大・改修を経ており、直近では2019年8月に大浴場や売店などを改装し,和モダンを取り入れたスタイリッシュな雰囲気に大規模リニューアルして現在の姿になっています。

多くは和室タイプのお部屋が多いようですが、中には客室露天風呂付きのハイグレードなお部屋もあり。

価格もリーズナブルで、時期にもよりますが、通常のお部屋で1泊2食1万以下で泊まることもできます。安価な温泉ホテルにありがちな、大箱で雑な感じはないので、地元ホテルらしく心のこもった落ち着いた雰囲気が感じられると思います。

公式HPはこちら

設備・お部屋

当日は夕方にチェックインしました。

想像よりもこじんまりとしたエントランス。エレベーターは2基のみでしたが、混み合うこと無く快適でした。

1階には、フロント、売店、大浴場、食事会場であるレストランがあります。(ゲームコーナーなどもさりげなくありますが。)

今はやりの宿泊者がゆったりくつろげる大規模なラウンジスペースのようなものはありませんが(小規模なものはあり。)、「湯の浜文庫」たる図書スペースがあります。

自由にお部屋まで持ち込んで良いらしいので読書好きなかたはぜひ。

直近のリニューアルは全面リニューアルでなかったため,宿泊棟の廊下などは古い部分は残っています。10階建てで今回は5階に泊まりました。

5人宿泊だったので、当初街側客室の10畳和室を予約していたのですが、地元客だったということと、その日はお部屋に余裕があったということもあり(?)、湯の浜ホテルさんの計らいで、海側のしかも12畳+4.5畳の新装和室に無料でグレードアップして頂きました!

とても清潔で、広くて快適!あたたかいサービスありがとうございます。。。

海側ということもあり、窓を開けると。。。。

素晴らしいオーシャンビュー!(当日は曇りでしたが。。。)晴天なら青森まで見えると思います。どうやらカモメも寄ってくるようで、餌付け禁止の注意書きがありましたw

お風呂

お風呂は1階の一番奥まったところに位置しています。男女で夜と朝に交換するタイプ。朝は午前の部は5:00~9:00まで、午後の部は13:00~25:00と十分な時間楽しめる時間帯となっています。

脱衣場は、ロッカーでは無くカゴがメインで、貴重品ロッカーがある程度。リニューアルしたものの古さはところどころ感じますが、非常に明るい印象でした。

肝心のお風呂ついては、海が近いこともあり、塩分が入った無色透明なナトリウムーカルシウム塩化物泉で非常にあたたまる泉質です。

公式HPから参照

男女ともに内湯の構成は違いますが、割と熱めの浴槽が多かったです。子ども達にとっては熱くて入れないお風呂が多かったみたい。全体的に内湯はこじんまりとしていますが、奥行きがあり明るい浴場の印象です。

圧巻はオーシャンビュー全開の露天風呂

公式HPから参照

眺めはもちろん、大きさも最も広いのです。湯温もちょうど良く、ずーっと津軽海峡を眺めていられる気分。夜に入ったときには、イカ釣り漁船の漁り火が見えて、とっても幻想的でした。

サウナ・水風呂

中規模のホテルですが、サウナと水風呂がきちんとあるのはすごく魅力的なところ。

一点注意なのが、サウナと水風呂があるのは、男女のお風呂のうち片方だけ!(銀河の方がサウナ付きです。)夜と朝で入れ替えがあるのですが、サウナ自体の時間が15:00~22:00なので必然的に朝にサウナありのお風呂が当たったとしても実質入れないのです。事前にスケジュールは公表されているので、予約前にサウナ必須の方は必ずチェックしてくださいね。

公式HPより

サ室は浴場の一番奥に位置しています。その手前には水風呂、右側には外気浴の出来る露天風呂への入り口と、導線的に素晴らしいレイアウトです。ゆったりとした1段タイプで5人くらいで限界かなというところ。まあ客入りが少なかったので混み合うことはなかったです。もったいないのは、天井の高さが十分あるので2段は余裕だし、その気になれば3段でも可能なんです。上段の熱ももったいないですしね。それでも90度弱のサ室は、リニューアルで新しくなっており(もともとなかったのかも)キレイで入りやすく好印象でした。TVはなし、12分計はあり。マットは入口前に複数枚準備されているのと、メガネ置きがありましたね。

お風呂自体は深夜1時までなのですが、サ室はなぜか22:00まで。ギリギリまで入っていたんですが22:00ちょうどに容赦なく照明が切れ真っ暗に

水風呂はL字型でかなり浅め。もしかしたら歩き湯?くらいのサイズ感です。17~8度くらいの適温で気持ちよく入れる温度感です。

ととのい椅子は露天風呂に2脚のみ。出入り口付近の壁際に配置されています。露天風呂自体が海側部分の壁がない半露天形式なので悪天候でも外気浴が可能なんです。波の音がダイレクトに聞こえる中、気持ちの良い海風で無事ととのうことができました。

この夜にしかサウナのチャンスがないので夕飯前に3セット、夕飯後に5セットの計8セット整わせて頂きましたとさ。

食事

ホテルでの食事は夕食・朝食とも1階のレストランである「春楡(ハルニレ)」でビュッフェ方式でいただきました。

大箱のホテルほどもちろん品数は多くありませんが、ひとつひとつが丁寧に作られていて、十分に美味しかったですね。

レストランの一番奥にライブキッチンがあり、自分でベルタレをかける本場タイプのジンギスカンと塩ラーメンがどうやらメインのよう。どちらもとっても函館らしくてしかも美味しかった!そのほか夕食にはチョコレートフォンデュまでありました。

朝食ではライブキッチンで目玉焼き。なんとスープカレーもあったりと、色々工夫している感じでした。

仕方の無いことですが、子ども向け料理は少なめだったですね。

レストラン自体、リニューアルしたばかりですごくモダンで開放的な印象。しかも、泊まったタイミングとして、お客さん自体がとても少なく、こんなにゆったりゆっくりビュッフェを楽しめたのははじめてでした。

まとめ

僕が泊まったタイミングは金曜夜だったので、レストランや大浴場も混み合うこと無くゆったりできて、非常にのびのび過ごせたのが良かった!

(タイミングによっては修学旅行生の利用もあるみたいなので注意です。。。)

こんなにお安い料金で、温泉はもちろんサウナも普通に良かったし、ご飯も普通に美味しいし。。。何より従業員さんのサービスもあたたかくてほっこりしました。

変に緊張することなくストレスがほとんどかからずに癒やされましたね。たまにはこんな温泉ホテルもいいもんですね。観光の方だけでなく、地元の方も手軽にお安く泊まってみてはいかがでしょうか!?

まだ行ったことない方はぜひ。

それではっ!