函館

函館・湯元花の湯/市内最高レベルのサウナ環境、そして唯一のアウフグース

今回紹介するのは、市内でも屈指の人気温泉である「湯元花の湯」おそらく函館で最もサウナに力を入れている温泉なんです。

サウナーになる前の温泉利用は何度もあったんですが、サウナとしてはものすごく混んでいる印象があったので、実は今まで行くのをためらっていました。

やっとのこと、行ってきましたので満を持して紹介したいと思います。

2023年2月追記!

ついにアウフグースも体験してきました!一言でいって最高でした!

概要

「湯元花の湯」は、函館市最北部、桔梗地区にある日帰り温泉施設造園会社が作った温泉なので、立派な庭園露天風呂が自慢です。

割と新しい部類で、創業は20年立っていないと思います。

函館市の幹線道路のひとつ、函館新道沿いにあるため、非常にわかりやすい場所にあります。

高速の出入り口近辺なので、函館市のはじっこですが、市内・市外どちらからもアクセスしやすいと思います。

割と近くに「北美原温泉」や「昭和温泉」があって、日帰り温泉の激戦区ですが、そのなかでも一番人気なのではないでしょうか。

温泉自体の規模はやや大きめで、昭和温泉や山の手温泉並みです。駐車場も100台以上駐められるなど十分確保されています。

営業時間はやや短く、10:00~22:00となっています。基本的には年中無休のようです、素晴らしい!

料金は大人480円(中学生以上)で入場券販売スタイルです。なお、靴箱は無料鍵スタイルですが、更衣室は百円が必要なので注意です。

ホームページも充実しており、サウナ設備が異なる男女のお風呂の交換情報が載っているので要チェックです。

また、通常の大浴場のほかに「花家族」という家族風呂専用の施設も用意されており、庭園露天風呂の貸し切りが1時間2,000円から。なんと20以上の貸し切り風呂があってすごくしっかりしています。

今回は、洋風庭園側のレビューになります。

アウフグース有りの和風庭園側はまだ未体験ですので、行けたら追記します。

2023年2月追記!

やっとタイミングと巡り合わせで和風庭園側に当たりまして、サ活を満喫してきました~。

温泉・設備

<洋風庭園側>

まず内湯ですが、低温と高温風呂の2槽のみとなっています。全体的に入りやすい温度で高温の方でも43度しかないです。(北美原温泉や花園温泉のせいで麻痺しています笑)

あとのサウナの項目でも出てきますが、昔あったジャクジー?か薬用風呂を潰して、リクライニングチェアが3脚置いてありました!

おそらくサウナに力を入れた際に改装されたものだと思います。

また、露天風呂はイルミネーションが凄くキレイな洋風庭園になっています。四阿がついたメインが1槽あるのと、岩をくりぬいた1名用(入れても大人と子ども1名ずつかな)の岩風呂。こちらは壺湯のようにすごく落ち着いてくつろぐことができます。温度は41~2度かな?とってもちょうど良いですよ。

あと、横津岳の伏流水が飲み水であるのがポイント!水分補給も美味しいお水でばっちりです。

泉質は、カルシウムナトリウム塩化物泉とのこと。すこーし緑がかったさらっとした温泉です。

洗い場はシャワーの水圧が高くて使いやすいです。

更衣室も非常に明るく、清潔感があり、100円ロッカーとカゴの棚があります。備え付けのドライヤーは5分50円でした。これだけはちょっと使いづらい値段設定かな。。。

<和風庭園側>

基本的に浴槽や洗い場などの構成は一緒です。左右が逆になっていると言えばわかりやすいかもしれません。ちなみに向かって左側が和風庭園、右側が洋風庭園となっています。

サウナ・水風呂

<洋風庭園側>

サウナは結構大型の「高温乾式サウナ」。内風呂の割と奥で、露天風呂への入り口に近いところに位置しています。薄めのビート版が10枚ほど準備されており、さらにタオルも敷かれています。

中に入ると、5~6段のシアター状になっており、入り口はその中段から入る形。上の2段は、それぞれ2~3人の幅ですが、下の3段は4~5人座れる広さ。めいっぱいいけば20人くらいは悠々と入れるのではないでしょうか。

最下部に大型のヒーターが設置されており、その横には大きい液晶テレビが。構成は配置は、山の手温泉やなごみ温泉に近いものがありますね。時計は大きめがひとつありました。

温度は、90度ちょっとと少し熱め。最上段はかなり良い汗がかけました。

水風呂については、サ室のすぐ横にあって導線が素晴らしい。また、サ室のすぐ隣にあるビート版置きのところに備え付けのシャワーがあり、ビート版の洗い流しと汗を流すのを同時にできるため非常に便利でした。

水風呂の温度は比較的入りやすい感じだったので16~17度くらいはあったのかな。サイズも広く、4人程度は行けると思います。また、市内では珍しくバイブラがあるため気持ちよさ倍増ですね。

ととのいイスの状況市内ナンバーワンです。

・サウナとは逆サイドにリクライニングチェアが3脚

・水風呂のとなりに通常のチェアが3脚

・露天風呂の出入り口に1脚

・露天風呂には、リクライニングチェアが1脚と通常チェアが3脚

と、ととのい難民になる心配がありません。

内風呂のリクライニングチェア部分はもともと浴槽があった部分ですが、サウナに力を入れだした際に、潰してととのいスペースを生み出しています。

この<洋風庭園側>の最大の特徴は、露天スペースに「ソルトピット」なる休憩スペースがあることです。洞窟の温度感・湿度感がイメージされた空間で4脚ほどのイスがあり、熱くなった身体を冷やしながらリラックスできるスペースなんです。今回は真冬だったので使いませんでしたが、夏場の暑い時期のととのいのためには大活躍しそう。

前回いったのが、まだ蔓延防止がかかる前の日曜日の夜だったんですが、お客さんの入りも多かったです。比較的若めの客層ですが、サウナ好きが集まるのか、みなさんマナー良く、大変落ち着いて楽しむことができました。(5セットいただきました!)実は勝手な想像で、もっとガシャガシャしていて、いやな気分になるのを嫌って今まで来るのを後回しにしていましたが、良い意味でとても印象が変わりました。

<和風庭園側>

洋風庭園側とはお風呂・設備などでは大きな違いはありませんでしたが、サウナは全く異なります!

まずは内湯に設置されているのが、乾式サウナ。洋風庭園側の立体的な構成とは違い、2段構成となっています。L字の2段式プラス、ヒーターをはさんで向かい側に1段分ありで、15人程度がある程度余裕をもって入れる感じです。洋風庭園の方が少し広いと思います。

温度も90度前後でちょうど良く、長めに入っても身体に負担が少ない穏やかなサウナになっています。サ室の下半分はログハウス風、上半分は岩石風で、新しく清潔感がありました。テレビ、12分計が完備されています。

内湯の水風呂やととのいスペースは洋風庭園側と変わらないので割愛。

そして最大の違いは、露天スペースのサウナ設備。

洋風庭園側ではアイスサウナでしたが、和風庭園側にあるのが市内では数少ないロウリュウサウナ!しかも市内では唯一の熱波師さんが仰いでくれるアウフグースサービス付きなのです。

ロウリュウサウナ自体は、露天風呂の左側スペースに立てられた大きな小屋となっています。2重扉を開いて入っていくと真ん中にストーブが鎮座し、L字のベンチで囲っている形になっており、定員は4人です。マットやビート板の準備がないので、マイマット持参がオススメです。

肝心のアウフグースは、1時間に1回で毎時30分に実施されています。平日は16:30~、土日は10:30から。今回僕は土曜日の午前中に行き、11:30のサービスを受けることができました。熱波師の方のお話だと、やはり夜は混みがちで、午前中がゆったり受けられるのでオススメだそうです。

にしても事実上4人しか受けられないので、余裕を持ってアウフグースが始まる30分より8分前からサ室に入ってスタンバイ笑作戦は成功し、4人のうちの一つの切符を無事手にすることができました。

熱波師さんは11時30分ほぼきっかりにアロマ水とひしゃく、そして大きなウチワを手に入ってきました。まずは3回しほど、ストーブの上に熱せられているストーンにアロマ水をゆっくり回しかけていきます。この時点で蒸気が立ち上がり、すでにサ室の温度は急上昇

僕はミリオーネでセルフロウリュウを体験し、蒸気の恐ろしさをわかっていたのでタオルを頭に巻いて耳を防御し、準備万端。それから本番のアウフグースが始まり、優しくウチワを仰いでくれるのですが、徐々に強く早くなり、熱波が押し寄せてきます。1回だけで上半身は真っ赤になり、汗でだらだらに。それを3~4回やって頂きました。熱波師さんはこの仕事をやってから暑さとアウフグースの運動量で30キロほど痩せたそうです(汗)

最後の1回は上に溜まった熱波も降ろしていただき大変なことになりました笑 ちなみに4人のうち1人は最後の1回を受けずにギブアップしたほど。僕は何とか耐えられました。終わった後、逃げるようにサ室を飛び出し笑 その後の水風呂といったら、気持ち良すぎて声が出ましたね。

ちなみに和風庭園の方は露天にも水風呂があり、バイブラはありませんが内湯のよりも冷えてて気持ちいいです。モルタルで作ったような真四角の新しい水風呂で、水道掛け流しでした。

とにかく、初のアウフグースはギリギリ耐えられるレベルで蒸されて、正に最高でした。4人枠をゲット出来るかはタイミングや忍耐力が必要ですし、運も必要かと。ロウリュウサウナが満員になっているかは外からは見えず、そこがなかなか難しいところ。それでもその困難を乗り越える価値はあり!本当に行って良かったです。

まとめ

やはりサウナに力を入れてるだけあり、サウナ・水風呂・ととのいスペースと、どれもハイレベルでした。

前回は確認しませんでしたが、どうやらサウナグッズも販売している模様。(サウナハットや携帯マットをゲットしたいですね。)

サウナだけでなく、施設も温泉もキレイで立派なので、温泉だけでももちろん楽しめます。

市内でも自信をもってオススメできる温泉のひとつです。

サウナ好きの方はぜひ一度は行ってみてくださいね!

それでは!